月20万でも大型バイクを維持できる!節約マニュアル

バイクライフ

「大型バイクほしいけど維持費が高いよなあ…。」

憧れの一台にまたがってツーリングに出かける姿を想像すると、胸が高鳴るものです。しかし同時に頭をよぎるのが、ガソリン代や保険料、車検やメンテナンスといった現実的な維持費。購入する瞬間の喜びは大きいものの、その後の出費を考えると「本当に手が届くのかな」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

バイクは単なる移動手段ではなく、趣味でありライフスタイルそのもの。だからこそ欲しい気持ちは止められないけれど、維持費の問題は避けて通れないテーマです。

私も買うまではそう思っていて、中型にするかそれとも車検のない250cc以下のものにするか、収入が増えてから本当に欲しいバイクに乗ろうかといろいろ考えました。

ですが、実際にのってみると工夫すれば月20万の手取りでも十分カスタムまで楽しめることがわかりました。
大型バイクを所有して3年経ちますがもちろん借金などはしたことありません。貯金もしながら楽しいバイクライフを送っています。

このブログ(バイク節約)ではバイクにかかる費用を実体験を元に明確にし、また節約できる個所やその方法などなど知ることができます。


  1. バイク維持費の全体像を知ろう

    • 年間にかかるお金(車検・保険・税金・メンテナンス)
      バイクを所有すると、毎年の固定費が発生します。車検は2年に一度。法定費用に加えて、店舗の基本料金や整備費がかかるため数万円規模になります。

      任意保険は条件次第で年間3万円〜8万円程度かかることもあり、補償内容や年齢・等級で大きく変動します。

      自動車税(種別割)は、排気量に応じて支払額が変わる税金で、250ccを超えるバイクでは年額6,000円になります。

       

      また、重量税も排気量に応じて課せられ、例えば400ccクラスでは年1,900円になるケースがあります(※車検時に2年分を払う形)SBIのバイク保険比較

      さらにオイル交換・タイヤ交換などのメンテナンス代も、走行頻度や使うパーツによって数万円の出費になります。

      これらを合算すると、年間でざっと10万円〜20万円程度を見ておくと安心です。想定外の出費に慌てないよう、余裕を持った予算設計が肝要です。

    • 趣味としての追加費用(カスタム等)
      バイクは「維持するだけ」なら最低限の費用で済みますが、趣味として楽しもうとすると追加費用がかかります。特に装備は安全に直結するため、ヘルメットやジャケット、グローブなどは数万円単位の投資が必要です。安全性を確保するためにも、ここは惜しまない方がよい部分です。

      さらにマフラーやハンドル、シートなどのカスタムを始めると、費用は青天井。パーツによっては数万円から十数万円とかかることも珍しくありません。大切なのは、「維持費」と「趣味費」を分けて考え、どこまでお金をかけるか事前にルールを決めておくことです。

      また、カスタムパーツは購入先によって価格差が大きく、ネット通販・バイク用品店・中古パーツ市場などを比較するだけでも支出を抑えられます。中古やリビルド品を上手に取り入れるのも有効です。

      私自身、これまでにいくつかのカスタムをしてきましたが、「コストをかけてよかった部分」「逆に節約できた部分」がはっきりと分かれてきました。その具体的な体験談やおすすめのカスタム方法については、今後の記事で詳しく紹介していく予定です。

    • 初期費用の目安(購入費・登録費用・用品一式)
      購入時は本体価格に加えて、登録諸費用や自動車重量税などの初期費用がかかります。さらにヘルメットやグローブなどの必須用品一式にも数万円を見込む必要があります。全体では「購入価格+10〜20万円」を目安にすると現実的です。欲しい用品が決まっている場合は、型番と価格をリスト化して見積もれば、必要総額をより正確に把握できます。

  2. 保険・税金を節約するコツ

    • 任意保険を見直す(ネット保険/補償バランス)
      任意保険の保険料は、契約内容によって大きく変わります。代理店型に比べてネット型(ダイレクト型)は割安で、補償内容を必要最低限に調整するだけでも年間数万円の差が出ることもあります。代理店型はサポート体制が充実しているメリットがありますが、コストとのバランスを考えながら選ぶことが大切です。定期的に契約を見直す習慣を持てば、無理のない節約につながります。

      実際、ネット型は代理店を通さないため人件費や店舗コストがかからず、代理店型より割安になる傾向があります【インズウェブ バイク保険比較】。例えばアクサダイレクトでは、インターネット契約割引(バイク保険は最大1,000円)や無事故割引があり、基本プランで年間26,300円が23,300円に下がるケースもあります【アクサダイレクト公式】。

      さらにバイク保険には「等級制度」があり、無事故で継続すれば割引率が増え、事故で保険を使うと等級が下がり翌年の保険料は割増となります【インズウェブ 等級制度解説】。また、満期から7日以内に更新しないと等級がリセットされる場合があるので注意しましょう【TFオフィス記事】。

      保険料は年齢・走行距離・等級など条件で大きく変わります。複数社を比較できる一括見積もりサービスを活用すれば、自分に合った補償内容とコストのバランスを探しやすくなります【インズウェブ バイク保険】。

      具体的な比較や私が実際に使用している保険についてはまた別の記事で解説します。

    • 自賠責・重量税の基本(まとめ払いのメリット)
      自賠責保険は契約年数によって保険料が変わり、長期契約にすると割安になります。例えば小型二輪(251cc以上、大型含む)の場合、24か月で約11,140円、37か月で約14,310円です【国交省 自賠責保険料表】。軽二輪(126〜250cc)なら24か月で約9,400円【自賠責保険料例:JIBAIサイト】、原付(125cc以下)は24か月で約8,950円【損保ジャパン 自賠責保険】と、排気量が小さいほど負担も軽くなります。1年ごとに更新するより数千円単位で安くなるため、まとめ契約のほうがお得です。

      重量税は車検時にまとめて支払います。251cc以上のバイクは2年ごとに5,000円が必要【二輪車の税金まとめ:損保ジャパン】ですが、250cc以下や原付は車検がないため、この費用はかかりません。

      一度に支払う金額は大きく感じるものの、仕組みを理解して長期契約やまとめ払いを活用すれば、結果的に維持費の節約につながります。

  3. メンテナンス費を下げる方法

    • DIYでできる範囲とプロに任せる範囲
      バイクの維持費で意外と負担になるのが整備費用です。

      「オイル交換やチェーン清掃くらいなら自分でやれば節約できるのでは?」と考える人も多いでしょう。

      実際、私も同じようにDIYを試しました。簡単な作業は慣れてしまえば手間も少なく、出費を抑えられて達成感も得られます。ただし、足回りやエンジン周りなど安全に直結する部分まで無理に自分で行うと、専用工具が必要になったり、作業ミスでかえって修理費用が高くつくリスクがあります。

      だからこそ大切なのは「DIYでできる範囲」と「プロに任せる範囲」をしっかり区分けすることです。オイル交換やチェーン清掃といった日常メンテはDIYで十分。一方でブレーキやエンジン内部の整備はプロに任せた方が安心で、結果的に車体も長持ちします。

      維持費を節約したいなら、まずは自分でできる簡単なメンテから始めるのがおすすめです。慣れてきたら徐々にレベルを上げれば、節約になるだけでなく趣味としての楽しみも広がります。難易度の高い整備はいきなり挑戦せず、プロに依頼する。この使い分けを意識するだけで、安全に楽しみながら無理のない節約につながります。

    • おすすめ工具・ケミカル(コスパ重視)
      最初から高額な工具を一式そろえる必要はありません。むしろすべてをそろえてしまうと、ほとんど使わない道具が出てきて無駄な支出につながりがちです。まずは基本的なセットを用意しておき、整備の内容に応じて必要になったものを追加で購入するほうが効率的です。そのほうが自分の整備スタイルに合った道具だけを揃えられるので、長期的にもコスパの良い選び方になります。

      例えば、ラチェットレンチやスパナ、プライヤーといった基本工具に加えて、チェーン清掃用のクリーナーや潤滑油、オイルジョッキなどをそろえておけば、日常的なメンテナンスは十分に対応できます。高級ブランド品でなくても、ホームセンターやネット通販で購入できるエントリーモデルで問題ありません【アストロプロダクツ公式】。

      また、チェーンメンテナンス用の「チェーンクリーナー+チェーンルブ(潤滑油)」の組み合わせは必須アイテム。これらをこまめに使うだけで駆動系の寿命が延び、結果的に大きな修理費用の節約につながります【デイトナ公式:チェーンメンテナンス用品】。

      大切なのは「必要になったときに少しずつ揃える」こと。そうすることで無駄な出費を防ぎながら、あなたの整備スタイルに合った工具やケミカルを構築できます。

  4. 燃費を改善してガソリン代を抑える

    • 乗り方で変わる燃費
      燃費は趣味として走るうえで必ずしも最優先ではありませんが、無意識に悪化させているケースは少なくありません。特に急加速や高回転での走行は燃費を大きく落とす要因です。例えば、同じ400ccクラスのバイクでも、法定速度内で穏やかに走った場合はリッター25km以上走れるのに対し、急加速や高回転を多用するとリッター15km前後まで落ち込むこともあります。

      改善のポイントは、アクセルワークとシフトチェンジです。発進時はじわっと加速し、必要以上にエンジンを回さない。低すぎるギアで引っ張らず、適正な回転数でシフトアップを心がけるだけで、燃費は確実に改善します。また、下り坂ではエンジンブレーキを活用すれば燃料の供給がカットされる仕組みになっており、結果的に節約につながります。

      さらに、一定の速度を維持することも効果的です。高速道路での巡航時は、100km/h前後で安定走行したほうが、追い越しのたびに急加速するよりガソリンの消費を抑えられます。

      燃費は「走り方次第で10km/L以上変わる」こともあるため、支出を少しでも抑えたい方はまず乗り方の見直しから始めるのが効果的です。

    • 日常的な点検(空気圧・オイル交換)
      タイヤの空気圧やオイルの状態は、燃費だけでなく安全性や走行性能にも直結します。日常点検を習慣にすれば、エンジントラブルなどによる余計な出費を防ぎつつ、快適で安全な走行を維持できます。さらに早めに不具合に気づけるため、結果的に修理費用の節約にもつながります。空気圧チェックやオイルの状態確認は比較的簡単なので、セルフで行う習慣を取り入れてみましょう。
      また、電装系のチェックも見落としがちですが、自分は気を付けていても相手へ知らせる手段がなくなると事故にあう危険性も高まってしまうので電装系のチェックや整備、修理も挑戦してみるといいと思います。それらができるようになると電装系のカスタムも可能になり、セルフで行うことのできるカスタムの幅が広がり、楽しみだけでなく節約の手段も増えいいこと尽くしです。ぜひ挑戦してみましょう。

  5. DIY整備と実際の維持費シミュレーション

    • 実際にかかった費用と工夫した点
      実際にかかった費用の詳細は、別の記事で改めて紹介する予定です。私自身は整備やメンテナンス、カスタムの多くをDIYで行っており、その具体的な方法や作業内容、プロに依頼した場合との費用差についても今後詳しく解説します。カスタムについても「どこに費用をかけ、どこを抑えるか」を意識して取り組んでいるので、その実例も記事にしていくつもりです。


結論(まとめ)

大型バイクはどうしても維持費がかかります。車検や保険、メンテナンスを考えると「やっぱり無理かな」と不安になるのも当然です。私もかつて同じように悩んでいました。

しかし実際に所有してみると、保険の見直しやDIY整備、燃費改善といった工夫を取り入れることで、手取り20万円の収入でも十分に楽しめることがわかりました。大切なのは、維持費の全体像を正しく把握し、無駄を減らして趣味にお金を回すことです。

「大型は憧れるけど維持費が心配…」という方でも、工夫次第で無理なく夢を叶えられます。本記事で紹介した方法を参考にしながら、自分に合った節約スタイルを見つけてください。

さらに具体的なノウハウを知りたい方は、関連記事もぜひチェックしてみてください。

  • [保険の節約方法をもっと詳しく解説 ]

  • [おすすめ工具レビュー ]

知識と工夫を積み重ねれば、借金に頼らず、安心して大型バイクライフを楽しむことができます。あなたの憧れの一台も、きっと現実にできるはずです。一緒に賢く趣味を楽しみましょう!

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